FX 資産運用

FXを始める前に理解しておくべき4つのコンセプト

FXを始めるにあたり、知らないとまずい4つのルールを紹介します。ルールを知らず始めてしまうと大損してしまう可能性もあります。まずは、FXの取引はこういう感じなんだと全体感のイメージを持つと、難しそうに思えたFXも意外とすんなり理解できると思います。(細かいルールから勉強するよりも、全体感をまず把握しておくのがおすすめ!)

FXの基本「売り」と「買い」

FXで外貨を取引する時は、「外貨を買う」という取引と「外貨を売る」という取引、両方から始めることができます。外貨を買うというのは、わかりやすいと思いますが、1万円で100ドルを買うといった取引です。一方、「外貨を売る」という取引から始めることもでき、外貨を持っていなくても「売り」から取引を始めることができます。ないものを何故売れるの?と思うかもしれませんが、本当は持っていない外貨を持っているかのように、その通貨を売って、あとからそれを買い戻す、というようなイメージです。外貨を買う時は、値上がりしていくだろうと思って買いますが、反対に、値段が下がっていくだろうと思った時に「売り」の取引から入るのです。

例えば、1ドル=100円の時に、この先1ドル=110円になると思う人は、100円で1ドルを買い、110円になった時に売れば、10円の利益です。逆に、1ドル=100円の時に、この先1ドル=90円になると思った際に、100円で1ドルを売っておいて、90円になった時に買い戻せば10円の利益になります。

このように、FXでは上がると思ったら「買いから入る」下がると思ったら「売りから入る」というように取引ができます。

少額から始めれる理由は「レバレッジ」にあり

レバレッジを日本語に翻訳するとテコという意味になり、自分の手持ちの現金を、あたかももっとあるかのようにFXの取引に使うことができます。例えば、100万円持っていたとして、レバレッジ3倍と言えば、現金は100万円しかないのに300万円持っているかのようにFXで取引ができます。日本のFXの会社は最高レバレッジ25倍を設定している会社が多いので、100万円あれば2500万円分の取引が可能となります(25倍はおすすめしませんが)。100万円持っていたとして、レバレッジ3倍で1ドル=100円のドルを購入しようとすると、3万ドルを買うことができます。つまり、上の表の日当たりのスワップ=36円も3倍受け取ることができ、102円スワップを受け取ることができるようになります。

また、100万円をレバレッジ3倍で、あたかも300万円あるかのようにして、3万ドル買った後、1ドル=100円が1ドル=110円になれば、300万円→330万円になった事になるので、30万円の利益になります。レバレッジなし=レバレッジ1倍で取引していたら、10万円の利益にしかならないところが、レバレッジのおかけで何倍にもなります。ただ、これは損失が出てしまうときも同じように、レバレッジの分だけ損失も倍になっていくので気をつけなければいけません。おすすめとしては、レバレッジ2〜5倍までには抑えておきたいかなぁ。。。

毎日もらえる不労所得「スワップ」とは

スワップは、売り買いする通貨の2国間の金利差から得られる利益のことを言います。簡単にスワップをイメージする時は、外貨を持っていた時にもらえる利息と考えてみてください。例えば、ドルの金利が2%で、日本の金利は0.1% (2019/09時点)だった時を考えると、日本円でドルを買うと、金利の差分1.9%だけ利息がもらえます。このスワップは大きな金額ではないのですが、毎日もらえるものなので、チリツモでどんどん増えていきます。

スワップは、FXの会社それぞれ多少金額が変わってくるのですが、業界高水準のスワップを提供する「みんなのFX」を例に見てみましょう。「買」となっている赤色の数字が、それぞれの通貨を1万通貨買った際にもらえるスワップになります。例えば、米ドルであれば、1万ドル=約100万円なので、100万円分米ドルを買っておけば、毎日38円もらえるという意味になります。また、メキシコペソ(MXN:右から2つ目)であれば、1万メキシコペソ=約5万円になるので、5万円分メキシコペソを買っておけば、毎日10円もらえる計算になります。

通貨によって、1万通貨買うのに必要な金額が変わってくるので、同じ土俵でスワップの「多い・少ない」を考えるなら、100万円分だけそれぞれの通貨を買ったら、どれが一番利回りがいいのかを考えてみましょう。

米ドルは100万円で毎日36円しかもらえないけど、メキシコペソを100万円分買っておいたら、毎日200円(100万円=20万ペソ)もらえるから、メキシコペソの方が効率は良さそうだね

このように、外貨を持っておくだけで毎日ちょっとした利息が入り続けるので、中長期的に保有してスワップの旨味を享受するというのも、FXの楽しみの一つです。

スプレッドとは

スプレッドとは、売値と買値の差のことを指します。短期でトレードする際には、このスプレッドが小さい業者を選ぶのが肝となってきます。例えば、下記の例だとスプレッドが0.2銭となっています。レバレッジ1倍で、1万ドルを買おうとすると、1,040,180円必要です。この買ったドルをすぐ売ろうとした際、売値が104.016円なので、1,040,160円で売ることになります。つまり、ドルを買った時点ですでに-20円の損失になっているのです。そのため、スプレッドが小さければ小さいほど利益が出やすくなります。

 

写真のようなよく空港になる両替所などはとんでもないスプレッドですね。

 

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